TCG大会参加者のブロック分割について(その2)
ぽんたです。連投します。(笑)
とある大会でTCGマイスターを使うに当たり
ブロック分割について考えさせられることが
ありましたので書きたいと思います。
以下大会実施条件例
・シングルエリミネーション
・3ブロックに分ける
・各ブロック全勝者が1名になるまで回戦継続
たとえば全体参加者が99人の場合であれば
1ブロックあたり33人平均になるかと思います。
33人となると
1回戦16組対戦で1名不戦勝⇒勝ち残り17人
2回戦8組対戦で1名不戦勝⇒勝ち残り9人
3回戦4組対戦で1名不戦勝⇒勝ち残り5人
4回戦2組対戦で1名不戦勝⇒勝ち残り3人
5回戦1組対戦で1名不戦勝⇒勝ち残り2人
6回戦1組対戦で勝ち残り1名が決定
となります。
このケースですと5回戦まで毎回戦不戦勝者が出てしまいます。
細かいことを言えば5回戦の残り3名の時に
不戦勝となった参加者が一般ギャラリーとして
自由に対戦見学できる立場であれば、決勝戦では
相手の手札や作戦、プレイングをじっくりと
観察できていたこととなりますので、
圧倒的に優位に立てる状況が生まれたりもします。
少しでも不戦勝を少なくしようとした場合の
改善方法として不戦勝の出ない人数基準で大多数のブロックを組んで
残りの1ブロックに端数をまとめることができるとよいのではないか?
と思いました。
具体的に言うと上記の例ですと32人という不戦勝の発生しえない2の階乗の
人数を基準として、2ブロックを32名として最後の3ブロック目を35名に
自動的に割り振れればよいのでは?と思いました。
この方式にすれば3ブロック目のみ不戦勝が発生することとなります。
運営負荷も抑えられるかと思います。
⇒こういったケースはTCGマイスターでできるように対応してみました。
そのほかの案としては0回戦(いわゆる予備予選)の実施があげられます。
1回戦の開始時に2の階乗の人数にそろえる方法です。
上記の33名の例ですと32名にそろえるために1組2名だけ0回戦の
対戦を実施することとなり、残りの31名は不戦勝という異様な光景が
生まれてしまいます。且つ、1回戦の開始時にはイベント的に
みんな着席して掛け声なり、手を振り上げたりするお約束が大事だったりします。
ですので1回戦は可能な限りマッチングして2回戦の不戦勝者を
3回戦開始時に2の階乗の人数に合うように調整するという手も考えられるかと思います。
(ここまでやるようなケースであればそもそも別の方式の検討を行ってもよいとは思いますが…)
TCGマイスターでできるようにした2の階乗の人数を基準として最後のブロックに
人数を寄せる方式ですが、これも、考え方として、最初の2ブロックは32名を5回戦で
1名選出することとなるのに、残りの1ブロックは6回戦戦う必要があります。
参加者の公平性が保たれているのかという視点からすると大きな問題が発生します。
6回戦戦うブロックとなった参加者が仕方がないと納得してくれるものなのか?
あたりがポイントだと思います。
このあたりは難しい問題で何がよいとも言い切れないと思うんです。
TCGのゲームの特性・参加者の年齢帯・参加予定者数・イベントを
行うことのできる時間(会場使用時間)・イベントの趣旨などを総合的に判断して
参加するプレイヤーにイベントとしてなるべく不満を与えないように楽しんでもらう
ということを考えると、答えは簡単ではありません。
トーナメントであればシステムのフォローはいらないんじゃないか?
という前提でスイスドローに特化したシステムを作っていたのですが、
シングルエリミネーションの予備予選を行う機能については
もしかしたら需要があるかもしれませんので検討はしてみたいと思います。
(もはやスイスドローのシステムではなくトーナメント方式のシステムですが…)
蛇足ですが、最近「平均」に関する問題で大学生が結構高い確率で解けなかった。
という話題が上がっていました。
「100人の平均身長が163.5センチ」の場合、
(1)163.5センチより高い人と低い人はそれぞれ50人ずついる
(2)全員の身長を足すと1万6350センチになる
(3)10センチごとに区分けすると160センチ以上170センチ未満の人が最も多い
それぞれ○か×か?という問題だそうです。
(数学の問題というよりも文章問題で、ここまでレベルが低い質問ですと
逆に勘ぐったりして間違える学生さんもいたんじゃないかと思いましたが。
問題もあいまいな部分が多く、必ず言い切れる場合にのみ○とか
書いてあげないと不親切ですし。)
TCGに関する面では(参加人数などを踏まえたTCGの予選通過得点ライン
なんかが現地で計算出来たり(笑))確率論的なことはもちろんとても
役に立っているのですが、社会に出て○年たちますが、確率論で学んだことは
生活していくうえで何度も役に立ったことがありました。大切だと思います。
微分積分なんかは一度も役にたったことはありませんけど…(^^;
TCG強い人ってカードのテキストをきちんと理解する読解力や人と話せる
コミュニケーション能力、先を見通す判断力(このカードをプレイしたから
こうなるに違いない…等々)がある人だと思うんです。
なので上記の問題なんかはきっと間違える人は少ないんだろうなと思ったりしてます。
下手に学歴だけ高い人よりも、社会に出て活躍できると思うんです。
実社会は「勉強ができる=仕事ができる」ではないんですよね。
TCGマイスターだけを作っている仕事をしているわけではないんですが
TCGが強くて好きな人を採用して一緒に仕事がしたいなーとか思っています。
何か相当脱線しましたが…
ではでは…
とある大会でTCGマイスターを使うに当たり
ブロック分割について考えさせられることが
ありましたので書きたいと思います。
以下大会実施条件例
・シングルエリミネーション
・3ブロックに分ける
・各ブロック全勝者が1名になるまで回戦継続
たとえば全体参加者が99人の場合であれば
1ブロックあたり33人平均になるかと思います。
33人となると
1回戦16組対戦で1名不戦勝⇒勝ち残り17人
2回戦8組対戦で1名不戦勝⇒勝ち残り9人
3回戦4組対戦で1名不戦勝⇒勝ち残り5人
4回戦2組対戦で1名不戦勝⇒勝ち残り3人
5回戦1組対戦で1名不戦勝⇒勝ち残り2人
6回戦1組対戦で勝ち残り1名が決定
となります。
このケースですと5回戦まで毎回戦不戦勝者が出てしまいます。
細かいことを言えば5回戦の残り3名の時に
不戦勝となった参加者が一般ギャラリーとして
自由に対戦見学できる立場であれば、決勝戦では
相手の手札や作戦、プレイングをじっくりと
観察できていたこととなりますので、
圧倒的に優位に立てる状況が生まれたりもします。
少しでも不戦勝を少なくしようとした場合の
改善方法として不戦勝の出ない人数基準で大多数のブロックを組んで
残りの1ブロックに端数をまとめることができるとよいのではないか?
と思いました。
具体的に言うと上記の例ですと32人という不戦勝の発生しえない2の階乗の
人数を基準として、2ブロックを32名として最後の3ブロック目を35名に
自動的に割り振れればよいのでは?と思いました。
この方式にすれば3ブロック目のみ不戦勝が発生することとなります。
運営負荷も抑えられるかと思います。
⇒こういったケースはTCGマイスターでできるように対応してみました。
そのほかの案としては0回戦(いわゆる予備予選)の実施があげられます。
1回戦の開始時に2の階乗の人数にそろえる方法です。
上記の33名の例ですと32名にそろえるために1組2名だけ0回戦の
対戦を実施することとなり、残りの31名は不戦勝という異様な光景が
生まれてしまいます。且つ、1回戦の開始時にはイベント的に
みんな着席して掛け声なり、手を振り上げたりするお約束が大事だったりします。
ですので1回戦は可能な限りマッチングして2回戦の不戦勝者を
3回戦開始時に2の階乗の人数に合うように調整するという手も考えられるかと思います。
(ここまでやるようなケースであればそもそも別の方式の検討を行ってもよいとは思いますが…)
TCGマイスターでできるようにした2の階乗の人数を基準として最後のブロックに
人数を寄せる方式ですが、これも、考え方として、最初の2ブロックは32名を5回戦で
1名選出することとなるのに、残りの1ブロックは6回戦戦う必要があります。
参加者の公平性が保たれているのかという視点からすると大きな問題が発生します。
6回戦戦うブロックとなった参加者が仕方がないと納得してくれるものなのか?
あたりがポイントだと思います。
このあたりは難しい問題で何がよいとも言い切れないと思うんです。
TCGのゲームの特性・参加者の年齢帯・参加予定者数・イベントを
行うことのできる時間(会場使用時間)・イベントの趣旨などを総合的に判断して
参加するプレイヤーにイベントとしてなるべく不満を与えないように楽しんでもらう
ということを考えると、答えは簡単ではありません。
トーナメントであればシステムのフォローはいらないんじゃないか?
という前提でスイスドローに特化したシステムを作っていたのですが、
シングルエリミネーションの予備予選を行う機能については
もしかしたら需要があるかもしれませんので検討はしてみたいと思います。
(もはやスイスドローのシステムではなくトーナメント方式のシステムですが…)
蛇足ですが、最近「平均」に関する問題で大学生が結構高い確率で解けなかった。
という話題が上がっていました。
「100人の平均身長が163.5センチ」の場合、
(1)163.5センチより高い人と低い人はそれぞれ50人ずついる
(2)全員の身長を足すと1万6350センチになる
(3)10センチごとに区分けすると160センチ以上170センチ未満の人が最も多い
それぞれ○か×か?という問題だそうです。
(数学の問題というよりも文章問題で、ここまでレベルが低い質問ですと
逆に勘ぐったりして間違える学生さんもいたんじゃないかと思いましたが。
問題もあいまいな部分が多く、必ず言い切れる場合にのみ○とか
書いてあげないと不親切ですし。)
TCGに関する面では(参加人数などを踏まえたTCGの予選通過得点ライン
なんかが現地で計算出来たり(笑))確率論的なことはもちろんとても
役に立っているのですが、社会に出て○年たちますが、確率論で学んだことは
生活していくうえで何度も役に立ったことがありました。大切だと思います。
微分積分なんかは一度も役にたったことはありませんけど…(^^;
TCG強い人ってカードのテキストをきちんと理解する読解力や人と話せる
コミュニケーション能力、先を見通す判断力(このカードをプレイしたから
こうなるに違いない…等々)がある人だと思うんです。
なので上記の問題なんかはきっと間違える人は少ないんだろうなと思ったりしてます。
下手に学歴だけ高い人よりも、社会に出て活躍できると思うんです。
実社会は「勉強ができる=仕事ができる」ではないんですよね。
TCGマイスターだけを作っている仕事をしているわけではないんですが
TCGが強くて好きな人を採用して一緒に仕事がしたいなーとか思っています。
何か相当脱線しましたが…
ではでは…
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近況報告
ぽんたです。
いろいろとありまして最近更新できていませんでしたが
近況報告を…
嬉しいことにバンダイさんにもシステムを使っていただくこととなりました!
いろいろなメーカーさんの大会に顔を出させていただく機会も増え、
いろいろな方々とお話しさせていただいております。
TCGマイスターというソフトもある程度認知度が上がってきて
マニアックな本ブログを(苦笑)見ていただいている人と
お話しできたりする機会が増えてきました。
今まであんまり自分のことには触れていませんでしたが、
プレイヤーとしても東京都内、いろんなところに出没(主な生息地は秋葉原ですが)
しておりますので、以下のようなプレイヤーを見かけたらもしや!と
思って声をかけていただければと思います。
・FFTCGで後攻1ターン目に4点殴る無茶なデッキを使って喜んでいる。
・ガンダムウォーネグザで陸戦型のユニットが30枚ぐらい入ったデッキを使って喜んでいる。
・ヴァンガードで覚醒16枚とか偏ったトリガーのデッキを使って喜んでいる。
⇒とにかくどんなTCGでも変なデッキを楽しそうに使っている。
年齢職種問わず、TCG好きの方々とお話ししていると楽しいです。(^^
ではでは…
いろいろとありまして最近更新できていませんでしたが
近況報告を…
嬉しいことにバンダイさんにもシステムを使っていただくこととなりました!
いろいろなメーカーさんの大会に顔を出させていただく機会も増え、
いろいろな方々とお話しさせていただいております。
TCGマイスターというソフトもある程度認知度が上がってきて
マニアックな本ブログを(苦笑)見ていただいている人と
お話しできたりする機会が増えてきました。
今まであんまり自分のことには触れていませんでしたが、
プレイヤーとしても東京都内、いろんなところに出没(主な生息地は秋葉原ですが)
しておりますので、以下のようなプレイヤーを見かけたらもしや!と
思って声をかけていただければと思います。
・FFTCGで後攻1ターン目に4点殴る無茶なデッキを使って喜んでいる。
・ガンダムウォーネグザで陸戦型のユニットが30枚ぐらい入ったデッキを使って喜んでいる。
・ヴァンガードで覚醒16枚とか偏ったトリガーのデッキを使って喜んでいる。
⇒とにかくどんなTCGでも変なデッキを楽しそうに使っている。
年齢職種問わず、TCG好きの方々とお話ししていると楽しいです。(^^
ではでは…